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ベア君の市民後見見聞録  

ご案内information

 成年後見 進まぬ利用
  「報酬一生」「手続き煩雑」で敬遠(要旨)
             日経新聞 2022年11月3日

 認知症などで判断能力が低下した人を法律的に支援する成年後見制度の利用が進んでいない。
 成年後見人に支払う報酬や煩雑な手続きを敬遠して利用をためらう人が目立つ。
 財産の処分時など必要なときに柔軟に利用できるよう制度を見直す検討を始めた。
 
 「この家は売れないかもしれない。
 認知症の人は判断能力が不充分なため所有する不動産するときは成年後見人を選任する必要がある。
 後見人は家庭裁判所が職権で選任するため面識のない弁護士などが専門職が選ばれる可能性がある。
最高裁判所によると21年に成年後見人や保佐人まどに選ばれた親族は2割弱。
  司法書士や弁護士などの専門職が多数を占めた。
  国は地方自治体に後見人の養成を努力義務とした。
  ところが、8割の地方自治体が養成事業を行っていない。
  市民後見人の育成急務である。




お一人様の就活、契約で託す
  身元保証や遺言の実行(要旨)
              日経新聞 2021年7月3日


  お一人様が周囲に迷惑を書けないようにするには「自分が亡くなった後の手都築を生前に準備しておくことが大切」
 選択の1つが死後事務委任契約だ。
 まず決めておく必要がるのが葬儀の方法とお骨のいく先。
 死亡届の提出、公共料金などの契約の解除、入院費用や高齢者施設の費用の精算など。

 財産の分け方や配分先を遺言で指定することも重要である。
 特定の団体などに寄付したいなら遺言書に記載する必要がある。
 死後事務委任のの契約先を遺言執行者にに指定しておけば遺言の内容を執行してもらえる。
 
 生前のサポートを望む人が多い。
 入院の保証人という二ーズがある。

 金融機関の入出金などをなどを依頼する財産管理等委任、認知症に備える任意後見契約も選択肢になる。

NPO財産管理
  知的障害者や認知症高齢者の法人後見
                 日経新聞 2021年12月27日


 チームで継続支援 強み  
 知的障碍者の後見期間は長いため、情報の蓄積などで継続的にさせられるのが地点だ。
 チームでアイデアを出し合うことで故人の資質以上の支援ができる。
 20年に親族以外で法人が後見人に選任されたのは1割ほどである。

何でもランキング
    人生100年時代、お金の誤算
                 日経新聞 2021年7月3日号

 
 1 介護費用の負担が思い
   お金の準備でパニック防ぐ

 2 老後も支出が減らない
   生活水準下げる選択も

 3 住居費がかさむ
   家の老いにも対策を

 4 住宅ローン問題
   退職金で返済は身長に
 
 5 預貯金が足りない 
   長生きを念頭に計画

 6 年金が想定より少ない   高年収者ほど注意

 7 高齢者狙う金融商品で失敗

 8 認知症問題
   自分事として備える

 9 リタイアできない
   働き方再検討を

 10 保険がムダ.に
   家族と情報を共有


 樹木葬 海洋散骨 相場と中身(要旨)
               井上 律津子さんによる           
              臨時特別号 ニッカンゲンダい2021年11月18日号


 「自然に帰る」イメージから樹木葬と海洋散骨が注目されている。
 私も何人かの人に樹木層にしたいと聞いた。
 ビジネスに走りすぎる業者も多いと聞いている。
 東京都八王子に2011年から東京里山墓苑がある。
 大きな桜の木がシンボルツリーである。
 その根元に木製の骨壺に入れた遺骨を埋葬する。
 5年から10年で土にかえると、遠泳しているNPO法人「ロータスプロジェクト」理事長で延寿院住職の及川さんは
 言う。
 霊園の1角を芝上にした公園タイプや華木を植えた庭園タイプが多いが、こちらは里山タイプである。
 趣旨に賛同するなら、生前に会員になり、区画を得るなら1人50万、2人65万円である
 合同なら20万円である。(いずれも別途粉骨費である。)
 希望すれば納骨や法要も依頼できる。

 東京都江東区のハウスポートクラブは、07年から海洋散骨に取り組む。
 合同乗船散骨プラン(1組2人で平日16万5000円〜)のあるケースを紹介する。
 中央区晴海の乗船場から40人乗りのクルーザーで羽田沖の散骨スポットへ。
 5組13人の遺族が花びらと共に粉骨.を海面にまく。
 「故人の冥福を祈って、黙とうをささげたいと思います。」とのアナウンスが流れ、鐘がなる中、合唱。
 ボートは大きな円描いて散骨ポイントを3周し、乗船場にもどった。
 チャーター散骨プラン(平日29万円〜)、代行散骨プラン(1柱5万5000円)を含め、去年640件。
 ご遺族は埋葬と言うより、船内でお葬式をおこなう気持ちで乗船されている、とのこと。


 死ぬ前に用意しておくこと
 1 手続きと順番(その2)
               ニッカン現代2021年11月18日発行 臨時特別号


 1 死ぬと、老親が生まれてから死ぬまでの戸籍謄本が必要になる

  前日、除籍謄本をとったのは理由がある。
   この先の手都築のベースになるのが故人の戸籍謄本であるため除籍謄本になる。
  除籍謄本を取ったことで誰が相続人になるのか明白になる。

  遺言書がないか確認をする必要がある。

  凍結状態の預金口座は簡単に残高を確認できない。
  そこで残高證明依頼書を銀行に提出し、相続財産の金額を確認する。
  故人の戸籍謄本、手続きに来た人の戸籍謄本と印鑑証明が必要になる。
  遺相続人で協議した結果を産分割協議書にする。

  ここから相続、名義人へo公の手都築である。
  重要なのはそれぞれの相続人に戸籍謄本、印鑑証明とっておくように依頼しておくことである。
  不動産の登記申請、預貯金の口座解約で必要になることがある。
  銀行の名義変更の手続きが大変になるのは故人が生まれてから亡くなるまでの前戸籍が必要になるためである。

 2 請求しないともらえない「死亡保険金」
     死んでからも払う「所得税 住民税」
  
  手都築をしてしまえばたった5営業日で保険金が振り込まれる。

  住民税は1月1日に住民登録をされている人が対象である。
  前年の所得にかけられる税金です。

  故人の所得税も払う必要がある。
  4ケつきという期限がある点に注意したい。
  故人に変わって準確定申告を行います。
  医療費がかさんでいた場合、準確定申告で控除を受けられます。


 死ぬ前に用意しておくこと
 1 手続きと順番(その1)
   すぐに、忘れずに、やらないといけないこと
                      週刊現代2019年1月19/26日号


 1 1通しかもらえない「死亡診断書」
   コピーしておかないと、こんなに大変
   死亡届や火葬許可書は葬儀社が用意して、装具者が役所の提出も代行してくれます。
   絶対にやっておくべきことがある。それは死亡瓶団所のコピーを取っておくことだ。
   死亡診断書は、役所に提出する書類であり、死亡届と1枚つづりになっているため、1枚しかもらえない。
   年金の支給停止や葬祭費の支給で提出を求められることがあるが、一度提出すると戻ってこない。
   証券口座の解約や死亡保険金の受取にも必要になる。

 2 期限が死亡から14日以内と定められている健康保険と介護保険の資格喪失手続きだ。
   窓口の役所に行って保険証も返さなければならない。死亡診断書のコピーも提示して證明した。
   一緒にやっておきたいのが葬祭費の支給申請だ。
  葬儀を行った人の通帳と印鑑、相互の領収書又は会葬礼状を持参しよう。
  市民課で個人の除籍謄本んもとった。

 3 年金は磯入れとめないと家族が罪に問われる
   年金事務所に年金支給停止手続きの予約を入れ、 手続きに必要なものもも確認すること。
   年金は14日以内(厚生年金は死亡から10日以内)という期限がある。



 最後に子供を「頼らない」
  「夫婦で」「ひとりで」幸せに
        そのために必要な準備
                    週刊ポスト 2021年7月23日号


 1 『実家の処分』ばかり考えている子供の言うことは聞かなくていい
   「近くに住んでいたほうが安心だから」
    わが子がそういっても自宅は売るな

 2 きっぱり断っても構いません
  「そんなに貯めているなら援助してよ」
   生前贈与したら生活費がカツカツに

 3 第三者と契約を結ぶ手も
  「高い入居費が無駄じゃないか」
   希望する老人ホームに入れない
    4 頼れる在宅医と民間サービスを探す
   「病院に入っは言ってもらうしかないよ」
   自宅で死にたいと相談してもかまわない

5 こればかりは事前の準備で説得を
  「家族だけで済ませていいでしょ」
  葬儀に呼ぶ人リストが無視される

  

 日経プラス1
  なんでもランキング 
                    日経新聞 2021年7月3日号


 平均寿命が延び、今や100年時代と言われる。
 長寿かは本来、喜ばしいことだが、思わぬ誤算に出くわすことも多い。
 家計の専門家家が、長寿社会ならではのお金の注意点を選んだ。
 人生100年時代、お金の誤算

 1 介護費用の負担が思い
   お金の準備でパニック防ぐ
   90才を超えると、ほぼ2人に1人が要介護、要支援の公的サービスを受けてい   る。
   人生100年時代、介護費用を全く考えずに一生を送る人の方がもはや少ないだろ   う。

 2 老後も支出が減らない
   生活水準下げる選択も

 3 住居費がかさむ
   家の老いにも対策を

 4 住宅ローン問題
   退職金問題で返済は身長に

 5 預貯金がたりない
   長生きを念頭に計画



 良かれと思った終活で
  「我が家」「貯金」も、失った人たち

 子と同居してしまう/老人ホームに入ってしまう/投資に手をだしてしまう
 がんの手術を受けてしまう/再婚してしまう
  ー人生の最後でこれをやると子に疎まれ、妻に恨まれますー
                    週刊ポスト 2021年5月21日号


   実家の処分は早いうちにーその常識に落とし穴が
 1  何で住み慣れた自宅を手放してしまったのだろう
  ・慣れない生活環境で暮らすストレスから認知症を発症したり、症状が進んでしまうことがある。
  ・わが子と一緒に住むのがこんなに大変なんて
  ・老人ホームに入居で帰る場所を失う
 
   夫婦で2000万円ー煽られた末に悲劇が
 2 退職金で投資をしたら「貧乏爺さん」になる
  ・ 相続対策で相続資産が激減

   「早く切ったほうがよい」
 3 「医師の勧め」「最新治療に後悔しかありません」
  ・500万の治療は必要か

   「恋に年齢は関係ない」はキレイ事か
 4 妻の死後に再婚しても子供たちは祝ってくれない

   「会社以外のつながり」をと言われたものの
 5 怒られ、脅され、訴えられ
   地域デビューの大誤算 
 

 65歳になったら、ぜんぶ    「やめる」「捨てる」「手放す」                      週刊現代 2021年3月13日号

    
 1 しがらみと他人のめがなくなったら、どこまでも自由になれる
   現役時代の見えも人間関係も、ただの惰性です

 2 どうせ思い通りにはならないのです
   子供や孫には期待しない。
   お金も渡さない

 3 安心を求めて大失敗
   家は売らない、老人ホームには、入らない

 4 時間は限られているのだから
   いい年になったらネットやスマホから離れる  保険の元は取れない。

 5 年賀状もストップ
   腐れ縁の人付き合いはもうやめていい
 
 6 今がタイミングです
   相続問題が起こりそうなら、
   ここが兄弟・親戚との縁の切りどき
 7 ためこんだののを捨てる
     習慣も捨てる
   一日三食をやめたら、こんなに楽になった

 8 今までが間違いだった
   サプリや健康食品を絶つから幸せになれるあたち前の
 9 あたち前の健康状態を受け入れる
   病院通いも人間ドックもやめる

 10 銀行と証券会社に騙されない
   株や投資信託で最後に失敗する人たちの悲劇

 11 お別れは、狭く深く
   冠婚葬祭はもういいよ

 12 やめどきが肝心
   その趣味が、人生の最後を不幸にする

 13 共通項は、こだわりから離れたこと
   きれいさっぱり捨ててあの世に行った人に学ぶこと
   94年に死生観を書いたエッセイ「大往生」が200万部を超えるベストセラーになった永六輔さん。
   どうやってあの世へ旅立つか。
   それはまさに人生の集大成だ。
   しがらみやこだわりを捨てる、それこそが大往生のための鍵になる。。


 第2部
 なぜあんな選択を 後悔しても手遅れです(抜粋)
 最後に間違えた夫婦の末路           週刊現代 2020年11月7日号
1 ふやすどころか、一文無しに
   老後資金を外貨建て保険につぎこんでしまった夫
   甘い話には罠がある。
   保険の元は取れない。

 2 相続対策なんてうちには必要なかったのに
   子供の住宅ローンの頭金を出してしまった妻
   生前贈与はこんなに怖い

 3 自分が先に死ぬからって
   長生きする妻のことを考えず、金を使い果たした夫
 
 4 新相続税法に飛びついて
   妻を「配偶者居住権」でしばりつけてしまった夫
 
  5 マンションも施設も、そこは地獄だった
   家を売って引っ越してしまった夫婦

  6  トラブルが続出
   新聞広告を見て「共同墓」を買ってしまった夫婦
   子供にも迷惑をかけずにすむとおもっていたのに夫の弟から管理料を請求された。  親戚のことは抜け落ちてしまいがちである。
   また、寺や霊園からすれば100万円以上を払って通常のお墓を買う方が、上客
   である。 
   十数万円で骨を納めるだけの共同墓の管理は、後回しにされてしまうのではないか。 
   新聞広告を見て悩むのもよいが、結局は田舎の先祖の墓にしたほうが幸せではないだろうかと私は思う。
   誰にでも一度は訪れることであると、私は考える。

  第1部
 夫婦はどちらかが死んでからが本当の人生(抜粋)                               週刊現代 2020年11月7日号  当たり前のように傍にいた伴侶に先立たれる。
 多くの人はそんな日が来ることなど想像していないだろう。
 だが、別れのときは間違いなく乙津れる。
 その前に何をしておくかで、すべてが決まるのだ。 
 1 ひとりになった先輩たちが教える
   何が大切か、何を変えるべきか、何を変えないべきか

 2 「自分は死ぬと思っていない」ダンナがこんなにいる
   何も残してくれず死んでいった夫へ
   市を見つめ、旅立つ準備をすること、それが夫の最後の務めだ。

 3 洗濯機すら回せない
   妻がいなくなって、身に染みたこと
   話し相手もいないのである。  
4 夫婦一緒にしかできない準備はこんなにあります
  ひとりになっても困らないために
  ひとりになってから不安なことは何か。

5 みんなここで間違える
  お金も大事、でもそれ以上に「どう孤独を楽しめるか」

6 夫が、妻が、あの世に旅立って「居なくなってくれてよかった」と思うか、
  「なんでいなくなったの」と悲惨にくれるか

 7 なぜ妻が亡くなると、すぐに夫も亡くなるのか

 8 再開は必ずある天国を夢見る幸せ

 9 最後は歴史の塵になるやがて夫婦ともに消える日
   経済小説の大家・城山三郎さんの『そうか、もう君はいないのか』である。


ひとりになったとき
       やってはいけないこと(抜粋)
               週刊現代 2020年9月11日

     
 連れ合いをなくしたあと、待ち受ける「5つの罠」である。
 誰もが辛い時期だからこそ、つますきやすい。
 最後に信じられるのは、子供ではなく自分だけなのだ。

 1 子供に財産を渡してはいけない。
   生前贈与なんてもつてのほか。
   期待しなければよかったである。
   生活費は半分にならないのである。
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 2 再婚してはいけない。
   理想とかけ離れた夫婦生活、争う気力もない。

 3 家を売ったり、引っ越したりしてはいけない。
   みるみるお金が減る、ゼロからの人間関係である。

 4 子供と同居してはいけない。
   いいのは最初だけ、誰もわかってくれない。

 5 老人ホームに入ってはいけない。
   ずっと「弱者」扱い、倒産で放り出された人もいる。


「解剖学への招待」の要旨と抜粋
  篤志解剖全国連合会・公益財団法人 日本篤志検体協会
                平成29年12月31日

     
会長挨拶の要旨
 献体の主旨は医療への無条件・無報酬へのの貢献である。
 献体の登録によって最後まで生きぬく決意を持たれるこそこそ、献体に関わるものにとって幸せと感じており、祖の真相にある理由や心情は大切にしなければとと考えている。
                     (〇林大学教授 松村 譲兒解剖実習を終えて(要旨)  順天堂大学 吉田 華 
・実習前の坂井先生は言われた。
 解剖を一度経験をした人間は、経験する前の人間に戻ることはできない。      解剖実習は以前に抱いていた不安を裏切り、刺激的であり、実りあるもので あった。
 同時に心躍るものでもあった。
 講義や実習で学んだ構造が目に前に広がり、手に取って観察ができることに 大きな感銘を受けた。
・実習に向き合っているのは身体ではなく<個人であること、その身体が
 個々の人生に沿って変化しながら
 生きてきたことを痛感した。
・この手で解剖を進め、実際に経験をしたして勉強をしたため、その後も人
 体構造のイメージは苦労せず思い浮かべることができました。
・さらに医学を学ぶこと、医療に係わることへの意識も変わりました。
 関係者へ感謝である。

 解剖学実習を終えた学生に、聞いてみた。
 彼らが実習から受けた衝撃が我々以上に大きいことを知って改めて驚き、同時に学生の論文集の存在価値
 を再認識しました。
 献体で解剖学をした学生が実習を通じていかに成長したか、これこそ検体をした人が一番知りたいことで
 はないでしょうか。

 解剖学は死んだ人から学ぶそうである。
 人間は死んだら灰になるのではない、というのが私の結論である。
 そのため解剖学への招待という論文集の中からの抜粋を紹介する。

  

「井上きみどりさんのケアノート」
 両親の介護人生の糧に
   現役時代からの準備大切
             読売新聞 2020年6月10日朝刊よりの要旨


台在住の漫画家、井上きみどりさん(55)は昨年、6人の親族の介護をする女 性を取材した「半ダースの介護」を 出版しました。
 自身も両親の介護を経験したことから「自分自身が介護を受けることを想定して親 子で話し合い、準備をしなければ と、アドバイスをします。
 母(82)は、脳梗塞で倒れ、要支援2と判定。
 つえを手放せない母の介護を含め父(82)が家を切り盛りしてきた。
 ところが、その父が多発性骨髄腫の合併症で意識障害をお こし、姉が一生館前から寝ずの看病をしていたが限界がき て電話を井上さんにしてきた。
 井上さんは実家に出発する間際まで動画サイトで寝たきり の人をベッドからおこして車イスに乗せる方法などを学習。
 実家につき、父がいる部屋にいくと、姉が父のおむつを取り替えている最中でした。
 父の下半身がまともに目に入り現実を突きつけられたきが した。

 父は身長1,8メートル、体重90キロ。
 トイレに連れていくだけでも大変。
 ある日、父が尿意に耐えきれず部屋でパンツを脱ぎ始めました。
 お父さん待ってといいながらバケツを受け皿に使用としましたがしゃがんだ頭の上からおしっこをかけられるという、まるで介護漫画のような出来事もありました。

 母との心の葛藤も疲れを増幅させた。
 母はコミュニケーションが苦手で人の気持ちがわからないのです。
 「穴名たちが生まれたせいで私は夢をあきらめざるを得なかったと幼い私たちに言うこともありました。
 父の介護が始まって、母は生活緩急の変化でパニック気味になりました。
 娘の私にこの人と呼び、姉に「この人が私から料理も洗濯も取り上げたと言うのです。
 事実は、母が倒れてから15年間、父が家事を担ってきたのですが。
 年老いた母の姿を見るうちに晩年を少しでも穏やかに過ごして欲しいと願うようにもなりました。

 「子供の頃の親との関係を振り返ったり、自分自身の今後の生き方を考えたりする機会になりましたと語る
 井上きみどりさんである。
 

「介護保険20年 今後の課題は」
             読売新聞 2020年4月○日朝刊よりの要旨

 
 介護保険が始まって20年。
 単なる身の回りの世話にとどまらず、高齢者の「自立を支援する」lことを理念に掲げて始まった制度は、 今、どう なっているのか。

 識者2人に方ってもらった。財源確保と人材育成を急下  樋口恵子さん(87歳)
自立支援。
食べさせる、入浴させるという「お世話型」を180度転換させるものであり、「老いの自立・人権宣言だった。

年を取るのは大変だ。
私自身、老いがこんなに身体的なものだとは予想もしていなかった。
87歳の今は「ヨタへロ」期。
 体中が痛く、歩けばヨタヨタ、ヘロヘロは、多くは幻想で、ヨタヘロからドタ
 リが現実だと知った。。
 ピンピンコロリは、

 返金寿命と健康寿命の差は、男9年、女は12年。
 人生100年時代の1割が介護保険の出番で、それが真に役に立っているのかが問題である。

 介護保険は、家族、特に女性に集中していた負担を減らし、介護の社会化を一定程度実現した。
 
 介護報酬の「加算、減産、悪魔の計算」といわれるように制度が複雑になり、負担増とサービス抑制が進
 んだ。
 介護の財政が大変だからと保険サービスを市町村にもっと移そうとする動きがあるが、負担の重さで崩壊
 した家族のようにもなりかねない。

 介護を誇りの持てる魅力的な職場にする努力が十分されてこなかったことは、最大の失敗といえる。

 あらゆる議論をつくすべきである。


 自立支援 意思を尊重して  大森東京大学名誉教授
 措置は行政が一方的に対象者やサービス決める仕組みで利用する側に選択権や自己決定権がなかった。
 

「検体の信念 患者と共有」
             読売新聞 2019年8月28日(木)朝刊よりの要旨


 西原ケイ子さんは前年から自分が亡くなるときのことについて決意を打ち明けていた。
 「私は医療にお世話になったから、検体したいと思っている。」
 「検体」は、遺体を医学生の実習に無償で提供すること。
 提供の意思がある人は、生前に登録する。
 する。

 人生の終わりに備え、自らが大切にしていることや、医療・ケアの望むことをあらかじめ考え、周囲の人
 と共有しておく取り組みを厚生労働省も「人生会議」という呼び名をつけて推進している。

 人生の最終団塊に対するイメージを「落日の落照のように、輝きながら終えたい。
 最後まで自分らしさを貫く。
 そんな気持ちが表れていた。

 

「家裁が選任 報酬も必要」
    安心の設計 成年後見制度
          読売新聞 2019年11月28日(木)朝刊よりの要旨


認知症等で判断能力が衰えた高齢者らの財産を守り、暮らしを支える施j年後見制度。
 利用には家庭裁判所での手続きの費用や、後見人に支払う報酬がかかる。
 注意連は次の通りである。

 法廷後見
 70歳代の男性が認知症で自宅での一人暮らしが難しくなりサービス付きの高齢者向け住宅に移ることに
 なった。
 図分で預金をおろしたり、介護サービスを契約することができない。
 海外の仕事で多忙な長男は、入居や介護サービスの手続き等をできない。
 それで成年後見制度の法廷後見を利用することになった。

 法廷後見では、後見人が本人のために財産管理や契約等を行い、それが適正かどうか、家庭裁判所が確認
 する。

 後見人を付けるには配偶者や、子供などの親族(4親等内)が本人の住所がある家庭裁判所に申請しなけれ
 ばならない。
 地域包括センター、社会福祉協議会、NPO法人などに相談すればよい。
 費用は、通常は月に2万円程度。
 後見人が管理する財産が1000万〜5000万円で月3万〜4万円程度、
 財産にに応じて高くなる。
 報酬額は家庭裁判所が決定する。



「落語で学ぶ 成年後見制度」     落語家 桂ひな太郎 師匠           主催 認定NPO法人市民後見センターさいたま


  とき  令和元年9月27日(金)13:30〜16:30(受付13:00)   (JR浦和駅西口より徒歩7分)  定員  400名(申し込み先着順)
 プログラム
  第1部  落語「後見爺さん」
        桂ひな太郎 師匠
  第2部  対談
        桂ひな太郎 師匠
        NPO法人市民後見センター副理事長 野口 誠一
  第3部  市民後見人のかつどうについて
        NPO法人市民後見センター理事長  中田 均
  後 援  さいたま市社会福祉協議会

 は母・